指標 /VWAP
VWAP(出来高加重平均)
VWAP=出来高で重みづけした平均価格。その日の「平均的な約定コスト」を1本の線で示す。機関投資家の執行基準。上か下か、それだけで強弱が分かる。
TICKR編集部
アナリスト
更新 2026.06 読了 6分
01 — VWAPの基本
VWAP=Volume Weighted Average Price、出来高加重平均価格。その日の全約定を出来高で重みづけして平均した1本の線。意味は「市場参加者の平均的な買いコスト」。機関投資家の執行基準として広く使われる。
使い方は単純。価格が線の上なら買い方優勢、下なら売り方優勢。上昇トレンドではVWAPが支持線、下降では抵抗線。乖離が広がれば平均回帰。寄り直後は不安定——場が進んでから見る。
POINT 機関投資家はVWAPを執行の評価基準にする。VWAPより安く買えれば「勝ち」とされる。
注意 VWAPは始値起点の累積。寄り後すぐは値が安定せず、ダマシが多い。場が進んでから参照する。
用語 典型価格=(高値+安値+終値)/3。VWAP算出で各足を代表する価格として用いる。
計算式 — FORMULA
VWAP = Σ(価格 × 出来高) / Σ出来高
価格は通常 (高値+安値+終値)/3 の典型価格。当日始値からの累積で算出し、ザラ場の進行とともに更新される。
02 — 使い方の3ステップ
1
上下を確認
価格がVWAPの上なら買い方が平均コストより上で取引、上昇基調の目安。下なら売り方優勢。まず線と価格の位置関係を見る。
2
押し目・戻りで使う
上昇トレンド中はVWAPが支持線として機能しやすい。VWAPまでの押し目を買い、VWAPでの戻り売りが基本形。
3
乖離を測る
VWAPから価格が大きく離れるほど、平均回帰の圧力が強まる。極端な上方乖離は過熱、下方乖離は売られすぎの目安。
03 — VWAPのシグナル
▲ 買いシグナル
・価格がVWAPを下から上抜け・上昇トレンド中、VWAPで押し目反発・VWAPが右肩上がりで価格が上に位置
▼ 売りシグナル
・価格がVWAPを上から下抜け・下降トレンド中、VWAPで戻り売られ・VWAPが右肩下がりで価格が下に位置
04 — よくある質問
VWAPと移動平均の違いは?
移動平均は価格だけを平均する。VWAPは出来高で重みづけするため、商いの多い価格帯がより強く反映される。実際の約定コストに近い。
デイトレ以外でも使える?
VWAPは通常その日の始値からの累積でリセットされる日中指標。スイング以上では週次・月次VWAPなど期間を変えた派生が使われる。
まとめ — KEY TAKEAWAYS
✓VWAP=出来高加重の当日平均約定価格
✓価格が上か下かで日中の強弱を判定
✓トレンド中は支持・抵抗として機能
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